イマジナクトラボ

コンテンツマーケティングとストーリーテリングからコミュニケーションの今と未来を考え、発信します。

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O2O とコンテンツマーケティングの交差するところ、マーケティングのミライ

O2Oはこの先どこへ向かうか

花崎 あと近未来といえば、「近未来は2つのキーワードで言い表せる。それは『ローカル』と『インタレスト』だ。」と声高らかにおっしゃっていたと思いますが、ここについてちょっと教えてください。

黒瀬 はい(笑)。まあ近未来というか、O2Oがこの先どこに向かうかっていうと、たぶん2つに分かれているのかなと思っています。1つが先程お話しした「ビッグデータ」の領域ですね。大手をはじめとして、いろんなプレイヤーがそっちに行くと思いますね。とれるデータがいっぱい出てきますので。
あともう一つの流れとしては、「インタレスト」。いわば興味を持っている分野と、あと「ローカル」という地場に根付いたまとまりにけっこう集約していくと思います。これ実体験なんですけども、商店主が個店でアプリを作ったとしても、もしかしたら限界があるかもしれないですけど、それらを集合体にして商店街として発信すると違う体験になると思います。それをアプリにすると親和性が高いかなと思います。

花崎 そうですね。昔は商店街って物理的なストリートだったと思うんですけど、必ずしもそうじゃないかもしれないですね。例えば半径何キロくらいのいろんな個別の商店が、ある一つの地域の世界観のようなものでつながって、アライアンスを組んだり、いわば仮想の商店街ということになっていく可能性はあるかもしれないですね。

黒瀬 そうですね。かつてはみんな儲かるので個店としてやってたと思うんですけど、最近はまた個店で売り上げが上げにくい状況になっているので、また揺り戻しがくるような気がします。ネットで仮想モールをつくるのも発想は同じじゃないですか。自社のECだけでは成り立たないので、モールを形成する。たとえばローカルの居酒屋が個店の限界を超えるには、周りのネットワークを集約させて、地域という単位で何かされた方が、たぶん効果があがりやすいかなと。1ユーザーとしても、その方が好きですね。

花崎 今、この福山でも「せんべろ会」といって、月に1回くらいソーシャル上で集まった人達がリアルで飲み歩くんです、何件も。協賛の飲食店を募って。たしかそれをソーシャルで発信するという設えかな?
あくまでもメインはリアルですね。その日だけは参加店で千円で飲めるという。

黒瀬 はい。

スタッフ 廻っていってべろべろになるという意味で「せんべろ会」。

花崎 あ、千円でべろべろで「せんべろ会」なんだ。今知った。
いろんなお店でいろんなものをちょっとずつ、つまみ食い的に…

黒瀬 いけるんですよね。

花崎 まあ1軒行って五千円払うと、そこで終わるじゃないですか。でも「せんべろ会」だと、一夜にしていろんな店が楽しめるよね。それは理にかなっているかもしれない。

黒瀬 大阪もけっこうそれ今盛んじゃないですかね。知り合いがいくつかやってるんですけども、いろんな町単位で日にち決めて、なんとかバル会って言ったかな?スペインのバルって、けっこうそういう感じで一軒飲んで、はしごする感じじゃないですか。それをリアルで町単位でまとめていきましょう、みたいな。あれは地域活性化につながりますよね。

花崎 飲食はやりやすいですよね。物販とは違って、一日必ず三度はその時がやってきますからね。本能にも基づいた商売だし。そういう意味じゃ強力かもしれないですね。その辺りに未来があるかもしれない。
あと「インタレスト」はどうなんですか?

黒瀬 たとえばママさんサークル。興味持っている分野で集まると、コミュニケーションが活性化すると思うんですよね。ですから、自分の興味ある分野、アニメの集合体とか、野球の集合体とか。特定のチームが好きな人達が集まると自然と活性化するでしょ。それらに対する企業の参画っていうのは十分にあり得るとは思いますね。たぶんJリーグなどはけっこううまくやられてると思うんですけど、地域のサポーターを活性化するような形とか。海外サッカーですと、もっと地域を巻き込んでると思いますけど、あの流れがもっと拡大していく感じはしますね。

花崎 その中でテクノロジーを上手に活用しているという点では、まだまだこれからですよね。

黒瀬 ないですね。まあ、おそらく一番は費用対効果だと思うので、技術が先行して出ているのが現状ですので、それらがどんどん安くなっていけば、いろんなところが活性化できるんじゃないでしょうか。

花崎 昨日のセミナーの中で、マーケティングはこれからスマホベースのオウンドメディア中心になると言われていたのは、これは「アプリ中心」という解釈でいいですか?

黒瀬 今はアプリ中心だとは思いますね。プレーヤーの規模にも寄りますが、今のうちからオウンドメディアとして張っておいた方が効果はあると思いますね。

花崎 ソーシャルとの程よい距離感を保ちながら、まああれはあれで残っていくと思うんだけど、そこら辺のバランスを今人類が探っているような、そんな感じですか?

黒瀬 そうですね(笑)。いろんな人がいろんなことを企んでいると思いますけど。

花崎 企んで、いろいろルールを変えようとする中の一人がここに。

黒瀬 いやいやいや(笑)。

花崎 2日間のお話から私が思い浮かべたのは、「不易と流行」という言葉。
たぶん黒瀬さんが言う「変わらない部分」っていうのは人間の関係性のところじゃないですか。

黒瀬 はい。

花崎 そこは変わらないと。そこをソーシャルメディアや場合によってはO2Oアプリが、その役割を何らか担うようになってきている。
では、変わってくるところは何か。新しいテクノロジーとそれに伴うサービスが生まれて、人と人、人と企業の関係をより円滑にするためにどう活用するのかっていうことが、日々行われているのでしょう。黒瀬さんはO2Oという領域でそういった活動をしている。
O2Oも最終的には、テクノロジーが自動化を推し進めて、オートマチックに多くのことができるようになっていくと。

黒瀬 そう思いますね。

花崎 それじゃあ人間は何をやるのかっていうと、リアルな体験、ソーシャル活動ですよね。テクノロジーによる自動化が、そこに集中できる状況を可能にする。
今だと、例えば飲み会中でもみんなスマホの操作しまくってるじゃないですか。ああいうことが逆に減ってくる…チェックインするのも大変ですよね、写真撮ったり、タグ付けしたりね。それが自動的にできるようになっちゃうと、現場の体験に集中できるわけですよ。会話に集中できてなかったりするんですよ、私自身は。

黒瀬 そうですよね(笑)。「ちょっと待ってくれる?」ってやってますもんね。タグ付けして、店で。

花崎 大変ですよ。せっかくそこにいるのに。複雑な操作によって意識がスマホ上に持っていかれてるわけですよ、これからはリアルな体験にもっと集中できる環境を担保しつつ、その中で、関係性をどう育んでいくのかということをデザインする必要があるように感じます。

黒瀬 花崎さん用に、10分以上滞在したら自動チェックインできるようなアプリだったら、作りますけれども。

花崎 場合によっては、チェックインなんか発信してほしくない場合があるからね。

黒瀬 夜ですね(笑)。

花崎 夜とは言わないですけど(笑)。コンテクストによって出し分けたいから。そこはちゃんと配慮したものが必要かと。

黒瀬 ユーザー体験と企業の求めるものと一致すれば、どんどんテクノロジーが良くなっていくと思います。LINEの話題でも話したように、メールのコミュニケーションもどんどんどんどん簡素化していって。

花崎 コミュニケーションも感情をアイコンで…

黒瀬 できるようになったので、この次どういう風に簡素化されるのかっていうと、もうテレパシーで送るんじゃないのかなっていうくらいなるんじゃないかと思いますけど。

花崎 テレパシーね。そりゃあさっきの出し分けの話じゃないけど、あんまり自動化しすぎて、今思ってることは口に出せないところまでテレパシーで送られても困るじゃないですか(笑)。ぜひ黒瀬さん、ちゃんとした検証を伴うサービスを提供してもらいたいものです。

黒瀬 やりたいですね(笑)。

花崎 「お前こんなこと思ってんのか」っていうのがわかっちゃったりするわけで(笑)。困る人いっぱいいるでしょ。普通困りますよ。そこはぜひ。
最後に黒瀬さんの今後の抱負と言いますか、ビジョンを聞かせてください。

黒瀬 おそらくO2Oの領域はこれからまだまだ拡大していくと思います。アイリッジとしては、O2Oと名のつくプロジェクトには全部入っていく勢いで今やっていきたいです。

花崎 すごいですね。

黒瀬 それをグローバルにも拡げていければいいですね。「スマホを使って売り上げを上げる」という原点に戻って。そこは最大限お手伝いできると思います。

花崎 世界に羽ばたく以上は、なかなかやっぱり我々のようなローカルには、今後はあんまりお越しいただけない可能性も高いかもしれませんね。

黒瀬 そんなことないですよ(笑)。絶対ローカルに戻ると思ってますので。駅前に商店街もいくつかあったじゃないですか。あの辺もまだまだ活性化できると思いますし。

花崎 できるでしょうね。そういう話聞いたら、商店主のみなさん元気づけられると思いますよ。また引き続きご指導ご鞭撻いただければと思います。
ところで黒瀬さん、個人的にはどんなビジョンをお持ちなんですか?アイリッジについてはわかりましたが。

黒瀬 何かこれから大きくなるようなビジネスに携わることに、すごくやりがいを感じますので、そういったことは仕掛けていきたいと思いますね。

花崎 つまり「ビッグになる」ということですね、一言で言えば。

黒瀬 ビッグかどうかは(笑)。

花崎 見出しは、「俺はビッグになる(黒瀬)」としておきましょうか?

黒瀬 それはやめましょう(笑)。ケチョンケチョンにされますよ、たぶん。ネット上で。

花崎 大丈夫ですよ。イマジナクトラボにそこまでの力はないです(笑)。
ただ今回は「黒瀬翼コンテンツ」ということで、エキスパート集団The Wave関係者は読みたがる。

黒瀬 見ますよね(笑)。

花崎 個人的にはそれがちょっと…いや、かなり怖いです。

黒瀬 怖いですね。見出し変えてもらえますか。

花崎 ですね・・・。
あ、そろそろお時間がまいりました。黒瀬さん、貴重なお話ありがとうございました。

黒瀬 ありがとうございました。

黒瀬さんと花崎2ショット写真