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【第9回イマジナクトセミナー】サイトとアプリの開発者が教えるスマートフォンを活用したマーケティング術 開催報告

昨日第9回となるイマジナクトセミナー「サイトとアプリの開発者が教えるスマートフォンを活用したマーケティング術」が開催されました。今回はスマートフォンをどうマーケティングに活用していくかという所を、第一線で活躍されている開発者の方を講師に迎えてお話し頂きました。

セミナーを受けて一番私が共感した言葉は「PCとスマートフォンはユーザー体験が全く別もの」という言葉でした。
当たり前のようですが、PCでサイトを見たりソフトウェアを使うのと、スマートフォンでサイトを見たりアプリを使うのは、ユーザーの視野や操作の仕方、使ってる感覚が、似ているようで全く違います。

当社代表花崎が、昨日のセミナーの挨拶でそのようなミスマッチの例として「立ち飲み屋でフルコースの料理を出されても困る」という話をしていましたが、その通りだなあと思いました。料理であればすぐに出るのも気が引けるのでお店に残って最後まで食べるかもしれませんが、一瞬で見るか見ないかを判断されるWEBの世界では、ユーザーに不快な思いをさせないことはすごく重要になってきていると思います。しかもどう考えてもスマホユーザーは増えていく一方なので、対応の必要性は増すばかりです。

じゃあ「スマホユーザーを意識したサイトやアプリ、WEBサービスに共通するポイントって何だろう?」と思いまして、自分なりに考えてみましたら、大きく2つの視点があると思いました。1つは「ユーザービリティ」、もう1つは「スマホならではの機能」です。

「ユーザービリティ」に関しては、簡単に言えば「画面が狭い」「タッチ操作」などの使用環境を考慮してつくるということです。リンクボタンはタッチで押しやすく、説明は画像や動画をうまく使って簡潔にわかりやすく、レイアウトは縦長で横スライドも織りまぜるなどなど主にデザイン面の工夫が必要になると思います。

もう1点「スマホならではの機能」というのは、PCにはない「位置情報」「カメラ」「プッシュ通知」「音声認識」などの機能を活用し、ビジネスと結びつけて考えるということです。有名な事例でいうと、どこにいてもその場にピザを届けてくれるドミノピザのアプリは、位置情報の機能をピザの配達と結びつけることで、新しい価値を生み出したのではないかと思います。こちらは主に企画面で、ただ情報を見せる・伝えるだけではないアイデアが必要になってきます。

特に後者の「スマホならではの機能」を自社のサービスに結びつける視点は、今後どんどん増えてくるであろうスマホサイトやアプリの中で、独自性を保つためにも考えておくべきではないかと思いました。せっかくスマホサイト、スマホアプリを作るのであれば、ただPCサイトで提供している情報を見せやすくするだけではなく、別の価値を生み出したいですよね。

私たちも今回のセミナーを参考にして、スマホユーザーに新しい価値を提供していきたいと思います!