Content Marketing World 2013に参加してみた。
2013.09.13
著者
花崎 章株式会社大和広告代表取締役
広島県生まれ。中央大学商学部卒。大学卒業後、広告会社営業、メーカー広告宣伝担当を経て、2002年から株式会社大和広告 代表取締役。 社長業を務めるかたわら2007年に社会人大学院デジタルハリウッド大学院に入学。主にデジタルテクノロジーとマーケティングに関する研究に参画し、オフラインマーケティングの経験と新たに獲得したオンラインマーケティングの知見と人脈を生かした幅広い活動を展開している。 その他コーチング、アクションラーニング、NLPなど、個人と組織内の効果的なコミュニケーションや学習に関する研究も行い、コラボレーションツールを活用した自社ビジネスへの応用を実践中。 また2009年「マーケティング力アップから地域活性化を目指そう」という目的でイマジナクトラボを企業内に立ち上げ、これからのマーケティングを地域に啓蒙する教育事業を実践している。
「コンテンツマーケティング」と名のつくブログを始めた以上、来ないわけには。
というわけで、やってきました。クリーブランド。やってきましたContent Marketing World。
個人的には1993年にグレイハウンドバスでアメリカ横断のとき軽く通過して以来の再訪。実質的には初訪問みたいなもんですね。
Wikipediaによると、クリーブランド市は人口40万人弱、オハイオ州第2位の都市。かつて重工業を中心に繁栄していた街を他の産業で新たに活性化しようとしているようです。
Content Marketing World は コンテンツマーケティング界のゴッドファーザーともいわれるJoe Pulizzi率いるContent Marketing Instituteによる世界的に注目されているカンファレンス。コンテンツマーケティングの考え方が広く浸透してきた今年は40カ国以上1,700人を超える参加者が集まったそうですよ。
Joeといえば、同じくCMIのRobert Roseと「オウンドメディアで成功するための戦略的コンテンツマーケティング」を日本でも刊行したのが、日本人としては記憶に新しいですね。
クリーブランドでContent Marketing Instituteは生まれ、その地から世界中のマーケターに情報発信しているんですね。すばらしいと思います。会場のオープニングで使用された動画からもJoeとCMIのみなさんのクリーブランドに対する愛着が感じられます。
じつはイマジナクトラボの本拠地、広島県福山市も人口50万人弱、広島市に次ぐ県内2番目の都市。JFEスチールの城下町として鉄鋼業で発展してきただけに俄然親近感がわいてくると同時に、「自分たちも日本でもっとやれるんじゃないか」と勇気をもらったような気分です。
そしてJoe Pulizzi登場!
ご紹介した会場でのオープニング動画からの一連の流れで登場してるんですね。動画コンテンツとリアルをウマく絡めた演出で楽しませてくれます。
セッション内でも頻繁に出ていたEntertainというキーワードを体現してますね。
女性参加者の数がスゴい!
セッションの合間に何度か設けられているネットワーキングタイム。このとおり場内は大にぎわいです。
見えますでしょうか?わかりますでしょうか?女性比率が非常に高いってことが。
3月のSMX Westのときに熊坂仁美さんが「数年前にくらべて女性が格段に増えた」とおっしゃっていたのを思いだしました。
この背景として女性の社会進出がテック&マーケティング業界でも進展していることもあるとは思いますけど、それ以上にオンラインマーケターに求められるもの自体が変わってきているように思います。
以前はよりギーク的といいますか、テクノロジーに関する専門性を要するものだったのが、テクノロジーはもう当たり前のインフラとしてあって、その上でどう人間同士のコミュニケーションや絆づくりを進めていくかがテーマに移りつつあると。
私の周りにはごくごく基本的なソーシャルメディアの活用だけで圧倒的な存在感を誇るソーシャルスキルの高い女性が何人もいます。みなさんの周りにもいらっしゃるんではないでしょうか?
というワケで、これからのマーケティングの現場では女性が主役になるような気もします。
で、肝心のカンファレンスの中身の考察は?
公開する前からそんなツッコミが知り合いから殺到しそうな予感をビンビン感じております。
近日別記事としてお出しします。いろんな考えが脳内を駆け巡ってますので、まとめるお時間少々ください。
では今日はこのあたりで。