地域活性化に向けてより新しい取り組みを
花崎 最後に、今も精力的にいろんな活動されている田中さんの今後、今年でもいいんですけど、抱負、ゴール、目指しているものなどがあれば教えてください。
田中 もちろん自分が関わったクライアントが喜んでくれることも大事なんですけど、僕結構大事にしているのは地域活性化。すごく気になっているんです。言葉ではありふれているんですけど、自分だけが幸せだなんてありえない。自分が幸せな時は、自分の大切な人や周りの人も絶対笑顔なんだろう。
そう考えると、誰かのために動いたときに、結果的にその周りの人も一緒に幸せになっているようなことができればいいなと。例えば今回のことだったら大和広告さんに関わって、そのグループコンサルに参加してくれた人達がまずは「これに関わってよかった」となって、そしてその人達に関わった誰かが、「おう!いいじゃん」となる。結果としてこの福山の地が、ほわっと明るくなるようなね。すごく抽象的なんですけれども、言葉で言うと地域活性化。
花崎 そうですね。この地域でもいろんな地域活性化の取り組みをしている人達がいて、無料セミナーにはたくさんそういう人も来てくれているんです。まあそういうところにも何かいい影響が提供できればなあと。
田中 抽象的なことから具体的なことまで幅広くね、解決できる集団になればいいですね。
花崎 本当に全国各地飛び回られて、お疲れを出さないように。
田中 出ないです、出ないです。楽しいことやっていますから。楽しいことやっていたら疲れない。疲れるのは移動ぐらいです。時々むちゃくちゃさせますからね。この間岡山と新神戸の間に沖縄入れましたからね。新幹線で30分の距離ですから。
花崎 それはもうあれですよ。判断基準は物理的に可能かどうかでしょ(笑)。
田中 そうなんです。行けますと。行けるかもしれないけど(笑)。沖縄滞在5時間でしたからね。しかも3時間しゃべってましたからね。沖縄の空見ていないですからね。空港ついたら車来てましたから。乗ったら向こうでしゃべって、すぐに行って。
花崎 すばらしいですね。引っ張りだこの田中さんに月一回福山の地にお越しいただける機会があるというのは、ちょっといいことしたかなと。手前味噌ではありますが。その価値を本当に受け取るべき人に受け取ってもらえるように、私達もこれからお知らせをしていかなきゃいけませんね。
田中 それすごく素敵な表現で、僕がいつも言うのは、お客様は選ばないとだめですよと。「お客様を選ばないとお客様に選ばれませんよ」と言うじゃないですか。受け取って価値のわかる方にちゃんと伝えたいというのは、多分ダイレクトレスポンスマーケティングの最たるものなんですよね。こっち側からある種選んで、喜んでくれる人に喜ぶ情報を提供する。お互い幸せ。それが僕は全てだと思いますよ。喜んでくれる人を探す。まさに本質ですね。
花崎 そうそうさっきの、LABプロファイルにも同じことがあって、相手に合った言葉がけをするということですから、こういうメタファーを使うんですよ。
それは「バス停」です。自分がいるバス停に相手もいるという風に思ってはいけない。相手をどこか目的地に連れて行きたいと思うのであれば、相手のいるバス停を見つけ、そこまで迎えに行ってから連れて行くということが大事なんですよ、と言うんですね。それってまさしく今日聞いていて同じことを言っているなと思ったのは、明確に相手を特定しなければならないという点と、伝えたいことを自分の立ち位置を変えないで言ってもおそらく相手には届かないと。
田中 お招きするというよりは、こっちから行って連れてくる感じですよね。
それにしてもこの対談、すごく楽しかったですよ。なんか開けてきましたね。方向が見えてきた感じがします。
花崎 見えてきた方向性をまたシェアさせてください。本日はありがとうございました。
田中 ありがとうございました。